〜エンジン火災〜

コンフォーマルタンクも装着されておらず塗装されておらず判別しにくいと思われますが、上の写真はまぎれもないF-15Eストライクイーグルです。
このF-15Eはレイクンヒース英国空軍基地の第48戦闘航空団所属の機体で、離陸中に右エンジンが発火。炎は隔壁を打ち破り燃料タンクを炸裂させてエンジンを粉々に吹き飛ばしました。火は広範囲に燃え上がったもののクルーは無事に脱出し無傷と事無きをえました。

鎮火したF-15Eは燃焼による修理のため解体されてC-5輸送機によりロビン空軍基地653戦闘兵站支援飛行隊へと移送されて修理を受けることになりました。
結果機体の25%は修復不可能と新しい部品を取り付ける必要があると診断され約1年間の期間と10000マンアワー150万ドル(1億8750万円)の経費をかけて2000年8月7日、F-15Eは再び空へと戻りました。上の写真はそのときの物です。

メカニックの親指を立てているジェスチャーは無事にテスト飛行を終えてきたパイロットに「Good!」というサインを出しているのでしょうか。

ボロボロの状態で送られてきたF-15E。それを復活させた彼ら。その飛行する瞬間を見たときどのような心境だったのでしょう。

このF-15Eは通常塗装を施され、無事に新居であるネリス空軍基地に移送され現在は他の機体と変わらずにその任務を受けています。



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